Aviva ケーススタディ

Anaplan を用いることでグループ全体のプランニングとフォーキャスティングに俊敏性をもたらす Aviva

はじめに

Aviva plc はロンドンに本社を置く英国のグローバルな保険会社である。世界中で 30 万人の顧客に保険、年金、貯蓄および投資商品を提供している。英国では Aviva は最大の総合保険会社であり、有数の生命保険会社である。

プランニング・フォーキャスティング担当ディレクターであるダレン・クラドック 氏は、グループ全体のエンド・トゥー・エンドのプランニング・プロセスを指揮 している。これには Aviva が事業を行っている 16 か国も含まれる。ますます変化のスピードが速まる環境において、プランニングとフォーキャストを調整し、最適化することは、高い精度と俊敏性が求められる複雑なプロセスで ある。

Anaplan導入前のビジネス課題

歴史的に Aviva の財務部門は既存の連結ソリューションとレポーティングツ ールをプランニングに活用していた。この組合せは、財務統制を確実にし、一貫性を担保したが、素早くシナリオを構築し、いくつものバージョンを扱うプランニングに必要な俊敏性を欠いていた。

Aviva は、マネジメント構造と個々人の責任に沿って事業をセグメントする 「セル」という新しい手法を導入した。連結会計報告を主眼に置いた現行の 計画ツールは新しいセル構造を再現することができなかった。

ソリューション選定プロセス

広範な市場調査の後、クラドック氏は、ベンダーの最終候補リストを作成し、 PoC(概念実証)を通じて各ソフトウェアをテストした。Avivaの財務チームは、最終候補になったそれぞれのプランニングツールを使ってゼロからモデルを作成し、Avivaのプランニング・プロセスをシミュレートした。財務チームの要件のすべてにわたり、明らかな勝者として残ったのはAnaplan だった。

「第 1 の重要な要件は、ユーザビリティでした」と、クラドック氏は言う。 「私たちの新しい『セル』構造に一致するように、新しいメトリックを追加したり、 階層を変更したりしてモデルを変更したいときに、すぐにそれができるかどうか知りたかったのです」PoC の間、クラドック氏は財務チームAnaplanのビジネスルールや計算を直感的に、また簡単に理解しているのを目の当たりにした。これによりクラドック氏は、自分や同僚たちが、コンサルティングや IT に頼ることなく、ソリューションを運用することができるだろうという自信を得た。

第 2 の要件は俊敏性であり、Anaplan は競合他社をはるかにしのいだ。 「Anaplan を 2 日間使うことで、このソリューションを素早くグローバルに展 開できることがはっきりしました」と、クラドック氏は語る。しかし、肝心な点は 素早い展開だけではなかった。クラドック氏はまた、同社の年次プランニング・プロセスのスピードの向上を求めていた。Anaplan の高度なリアルタイム分析とインメモリ処理能力の組み合わせが俊敏性高め、時間の節約に 寄与するだろうことをクラドック氏は容易に理解した。「更に、新しいシステムを導入するために、私たちに残された時間は多くありませんでした。 Anaplan のようなアジャイルなクラウドソリューションがなくては不可能だっ たでしょう」

第 3 の要件は財務統制だった。クラドック氏は、精度を犠牲にすることなく 実現できる、アジャイルで全社的なプランニング・ソリューションを求めてい た。PoC により、Anaplan がクラドック氏の求める以上のことができることを証明した。 「Anaplan のクラウドのデータベースは、データを中心として、各事業がその他の事業とコラボレーションすることを可能としました。」と、クラ ドック氏は話す。「また、監査証跡機能も気に入りました。これにより数字に加えられた変更に対する完全な透明性と、必要に応じてモデルを以前のバ ージョンに復元ロールバックすることができるのです。」

ソリューションの実装

Aviva は、Anaplan のコンサルタントと初期設計を中心に相談し、トレーニングを経て、構築を進めた。 「長々としたプログラミングコースに行ったり、スクリプトを学習したりする必要はありませんでした」と、クラドック氏は語る。 「シャツの袖をまくって、作業に取り組めば自然と学んでいる。ここが Anaplan の素晴らしい点です。もし失敗したらモデルを以前のバージョンに復元できるので安心です。」 財務チームはプランニングモデルそのものを構築し、プロセスのさまざまな段階でコンサルタントが参加して、専門知識を提供し、すべてが正しい方向を目指せるようにした。

コラボレーティブなロールアウトには 2 か月を要し、その後各事業部が Web 会議を通じてトレーニングを受けた。 Aviva は初期実装からスケールアップし、180 人のユーザーが新しいプラットホームを使用しているが、2 か 月以上の期間問題は起きていない。「情報が必要な時は誰もがセルフサー ビスで Anaplan を使うようになっています。それだけこのシステムの使いやすさを評価しているということです。」クラドック氏はそう話した。

導入のメリット

「当社のエンド・トゥー・エンドのグループ・プランニング・プロセスに Anaplan を使用することで、はるかに少ない時間で、正確なフォーキャストを作ること ができます。このおかげで事業部とコミュニケーションをとり、数字を確認したり、最終結果を最適化したりするための時間が増えました」と、クラドック 氏は言う。グループ・プランニングの数字を集約するだけでかつては財務チームは 1 週間を要していた。 Anaplan がその数字を 1 日に削減した。「Anaplan を使用することで、私たちのプランニング・プロセスは、よりアジャイルで効率的になっています。」

Anaplan は、Aviva 全社に対して全く新しいレベルの演算パワーと拡張性 を提供する一方、財務チームに対しては、親しみやすく直感的なモデリング 環境を提供している。「Anaplan は、代替シナリオを即時に反映させることで、我々のプランニングをさらに最適化することができるようになりました」 と、クラドック氏は話す。 「同じくらい大切なことは、部門や重役によって変わるニーズに合わせて、さまざまな方法でそれらの結果を提供するための柔軟性があることです。」

今後の展望

Aviva は次に、同社の新しい「セル」レポーティング構造に基づいて、主要な指標に対する毎月の実績を把握するために Anaplan を利用することを計画している。「Anaplan の SaaS モデルは、ソリューションが絶え間なく発展することを意味しています」とクラドック氏はコメントしている。 「私たちは 常に Anaplan を最大活用する新しい方法を学んでいます。」

casestudy_avivalogo

ユースケース
  • 財務計画
  • 財務連結
  • 戦略計画

課題
  • プランニングサイクル全体の統制を損なうことなく、プランニングを素早く実行する必要
  • 大量のExcel シートを利用した複雑な集約プロセスよりも業務価値 の高い分析への注力
  • 法人組織構造よりも、ビジネス管理上の責任に基づく「セル」構造に則ったビジネスのモデル化

ソリューション
  • あらゆる事業を横断する単一のデータソースが継続的な財務統制と グループの計数のスピーディな集約を実現
  • クラウドベースのシステムにより短期間でのロールアウトと接続性を 実現
  • 使いやすいインターフェースが素早いシナリオ構築、複数バージョン の管理、レポーティング用のカスタマイズされた階層構造作成等を実 現
  • 素早くコラボレーティブなロールアウトとトレーニングが、シームレスで 効率の良い業務移行を実現

導入効果
  • 設計から利用開始まで 2 ヶ月で実現。会社全体で 180 人のユーザーにまで急速にスケールアップ
  • 計画の数字を統合する時間を 1 週間から 1 日に削減
  • クラウドベースのプロセスがリアルタイムで事業部をつなげ、精度を 損なうことなく、より速く、より効率的かつコラボレーティブなプランニン グ・プロセスを実現
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