October 25, 2022

Panasonic HomesがAnaplanを採用し、経営実態の「見える化」と管理業務のスピードアップを実現

Graphic: Anaplan Logo on Navy Background

Anaplan によって PL から BS、CF、資金繰り表が自動生成される「経営管理システム」を構築し、事業計画策定のための業務時間を年間 2,000 時間削減

パナソニック ホームズは、戸建住宅や集合住宅の建築請負を主力とする総合住宅メーカーです。建築請負のほか、不動産オーナーの土地活用支援、街づくり、リフォーム、不動産流通・管理などの事業を行い、台湾、マレーシア、インドネシア、ニュージーランドでも事業を展開しています。

パナソニック ホームズは、財務会計と管理会計を組み合わせた経営経理を実践しています。しかし、同社では、これまで、事業計画策定において、全国の支社、国内外の連結子会社及び持分法適用会社から届く計画データの集計を一般的な表計算ソフトで行っていました。 そのため、迅速な事業計画の作成や、集められたデータを加工して経営陣の意思決定に適した情報の「見える化」が十分ではありませんでした。また、膨大な処理が必要なため、経理部門だけですべてのデータを扱うことは困難でした。こうした処理の高速化、データの「見える化」、省力化を同時に解決するため、同社は新たな管理会計の基盤として「Anaplan」を採用しました。これにより、P/L(損益計算書)を作成するだけで B/S(貸借対照表)、C/F(キャッシュフロー計算書)、資金繰り表を自動的に作成することも可能になりました。

また、この先、実務経験豊富な多くの経理人財が定年を迎えることから、各ベテラン・スタッフが持つノウハウ頼りの属人的な事業計画業務プロセスでは今後限界が生じるため、パナソニック ホームズではそれらのプロセスを、Anaplan 上のシステムに反映することを目指しました。

本導入によって、事業計画策定に関わる経理スタッフの労働時間を年間 2,000 時間削減することに成功し、業務スピードも向上しました。また、社員が B/S を意識しながら事業活動を行うことができるようになったため、滞留在庫が削減されるなどの効果も表れてきています。

事業計画策定において P/L を作成すると、自動的に B/S、C/F、及び資金繰り表も作成される「経営管理システム」は、パナソニック ホ―ムズの経営管理における基幹システム構築の第一歩となり、現在、当該システムを毎月実施している予測収支管理に展開中で、実績情報と合わせることで、経営管理サイクルを高速で回転させる強力な「経営管理システム」の構築を目指して取組を推進中です。

Anaplan は、本導入をきっかけにして、パナソニック ホームズの「コネクテッドプランニング」を拡大・推進するとともに、パナソニック ホームズ全体に関わる経営管理の進化に、より一層貢献してまいります。