ニール・トーマス 0:00:03.1:
ダレルさん、まず最初に自己紹介とFox での役割を教えてください。
ダレル・クロス 0:00:09.3:
15〜20 年にわたり、エンターテインメント業界で働いています。現在の Fox に加わったのは、Mar Vista が 2021 年末に Fox に買収されたことがきっかけです。この買収の背景には、20 世紀フォックスがディズニーに売却されたことで失われたスタジオ機能を、再構築しようとしていた事情があります。この再構築の一環として、Mar Vista は Fox に組み込まれ、私は Fox Entertainment Studios に加わり、Fox Entertainment Global という新しい事業体を立ち上げ長年手がけてきた。「Mar Vistaの週替わり映画」に加え、『Animal Control』 や 『Going Dutch』などのシリーズ作品も製作/管理しています。スタジオは成長し続けています。
ニール・トーマス 0:01:00.4:
とても忙しいですね。
ダレル・クロス 0:01:00.2:
確かに忙しいですね。
ニール・トーマス 0:01:01.6:
お気に入りの映画は何ですか?
ダレル・クロス 0:01:02.1:
『グッドフェローズ』ですね。
ニール・トーマス 0:01:04.7:
いいですね。ドラムも演奏されると聞いています。
ダレル・クロス 0:01:09.1:
はい。
ニール・トーマス 0:01:10.4:
昨夜はステーキを食べたのですが、食べすぎて今朝は身体が重かったです。ただ、とっておきの話をお伺いました。ドラマーとしての経歴をお聞かせください。
ダレル・クロス 0:01:22.4:
オレゴン州ユージーンからロサンゼルスへドラムを演奏するために引っ越しましたそして、ブラック・アイド・ピーズの初アルバムに一緒に参加しました。友人のバンドでツアーを行ったり、T・レックスのマーク・ボランの息子ローラン・ボランとも演奏しました。
ニール・トーマス 0:01:35.9:
すごい経歴ですよね。お教えいただきありがとうございます。では次はジェフさん、お願いします。
ジェフ・リン 0:01:43.5:
こんにちは、みなさん。ジェフ・リンです。Fox Entertainment Studios のファイナンス担当 SVP です。ダレルさんとは約 6 年間、一緒に仕事をしています。以前は監査法人にいて主にエンタメとテック業界を担当していました。小規模企業から上場企業への移行の中で、システム統合を経験しました。この取り組みのすべてをダレルさんと共に歩んできました。他の大手スタジオでも同様でしたが、Mar Vista の面接時使っていたシステムの多さに驚きました。なぜこれほどまでに必要なのかと当時は思っていました。当時は、年間 60 本の映画を製作しておりさらに増える見込みでした。その構築の過程に参加できたことは、とても刺激的でした。
ニール・トーマス 0:02:43.1:
いいですね。Fox Entertainment の「マカロニ&チーズ」のような、愛されキャラだと聞いています。ジェフさんはバナナが好きということでバナナともいっておきましょうか。内輪ネタですみません。では Fox について教えてください。映画を 80 本以上製作しているとのことですが。Anaplan を導入してどれくらい経つのか、その道のりや実装内容について少しお聞かせください。また、パートナーの力も十分に活用していると伺っています。その運用環境についてもぜひ教えてください。
ダレル・クロス 0:03:15.4:
当社は約 8 年前にAnaplan を導入しました。ジェフさんも言ったとおり、当時 Mar Vista は配給会社でした。他社のコンテンツを買って販売しており、自社製作はしていませんでした。その後、クライアント向けに映画を製作するようになりました。ジェフさんが加わった時点で年間 40〜50 本製作していました。やがて年間 100 本製作するまで増えました。Anaplan を選択した時点で、ライブラリには約 600 本の作品がありました。映画の会計処理を知る方はご存知かもしれませんが、作品ごとに、一定期間の総収益と。総コストの見積りである「Ultimate」が必要になります。Excel では 500 タブもの巨大なスプレッドシートを使っていました。マクロを実行し「うまく動け」と祈るような状況でした。そこで、このプロセスを管理できるシステムが必要でした。そうでなければ、数百人規模の人員で対応せざるを得なかったと思います。そこで Anaplan を導入し構築を始めました。何年もかけて改良を重ねた結果、今では高度に自動化されています。そしてその用途は広がり続けています。最初は「Ultimate」の管理だけでしたがその後、残余支払や収益分配にも対応が広がっていきました。現在はジェフさんが製作ファイナンスと連携し、運用を担っています。製作資金から始まった情報が「Ultimate」に反映されさらに、残余支払や収益分配のレポートにもつながっています。業務全体を通して自動化、意思決定と可視性が大幅に向上しました。
ニール・トーマス 0:04:46.1:
どのソース システムからデータを取得していますか?
ダレル・クロス 0:04:50.0:
データは Workday から取り込んでいます。そしてもう 1 つ重要なのが Rightsline という管理システムです。権利情報に基づき、ライセンスの開始日や納品状況を参照しています。それにより、いつ収益認識すべきかを自動で判断できるのです。
ニール・トーマス 0:05:09.3:
ジェフさん、実務面を担うあなたからチームの規模など教えてください。
ジェフ・リン 0:05:12.0:
はい、私たちのチームには。経理、製作ファイナンスさらに、収益分配と残余支払のチームがあります。合計で約 20 人のチームです。私が Anaplan の管理を引き継いだのは約 3 年前です。以前このカンファレンスに来たときは正直、不安でした。以前にも Anaplan は使っていましたが本格的に関わるのは初めてだったからです。当時は UX ページもなく使い勝手はまだまだでした。そこから今の形に進化しました。カンファレンスにて、当社のパートナーの DSI 社のダーニッシュさんに出会いました。Anaplan のポッドキャストを持つ人に会ったのは初めてでした。とても興味を持ったのを覚えています。素晴らしいコンテンツが揃っています。
ダレル・クロス 0:06:01.1:
確かにそうですね。
ジェフ・リン 0:06:03.3:
パートナーをちょうど探していたタイミングで、まさに理想のパートナーを見つけた瞬間でした。とてもカジュアルな出会いでとにかく簡単に進みました。「Planual? 何それ?」から始まりました。「5 通りできるけれど、3 通りが推奨されているって何?」というレベルでした。私が入社する前に既に構築されていたシステムを受け継いで、ダレルさんと一緒に改善点を探して取り組みを始めました。データ ハブのようにまだ活用できていない機能があり他社で活用していることを知って取り残された気分でした。DSI 社のダーニッシュさんの支援により大きな進化を遂げました。また、モデル ビルダーの育成も同時に進めてきました。ダレルさんが「みんながモデル ビルダーになろう」と言ってくれました。その結果、チームの 3~4 名が主力として活躍しています。ナオミさん、ライリスさん、エリックさんがその中心メンバーです。彼らができることは驚くべきもので、要望リストを渡せば、確実に実現してくれます。
ジェフ・リン 0:07:12.6:
例えば、「Ultimate」のプロセスとして600 以上の作品があります。以前はそれらを手作業で見直しており大きな負担でした。ダーニッシュさんと共に、監査プロセスの一部を自動化しました。今では異常値だけを確認すればよく時間削減につながりました。ダレルさんの後押しもあり、前進を続けています。昨年は製作ファイナンスを Anaplan に組み込みました。これでファイナンス プロセスはほぼ全体が Anaplan で実施されます。
ニール・トーマス 0:07:51.2:
取り組みが始まった 2018 年から現在までを少し振り返ります。導入プロセスでの学びや、ダーニッシュさんとの連携についてお話しします。どのタイミングで整理すべきか? また、継続的に見直すべきかなどについてアドバイスをお願いします。
ダレル・クロス 0:08:11.1:
今日参加しているようなカンファレンスで学べることはたくさんあります。ジェフさんがカンファレンスに参加するたびに、新しい領域を学んできます。これはとても役立ちました。毎日ミーティングを開いているのですが、「今日はどんなことがあったのか?」と聞くと半数の人が、Anaplan を業務にどう取り入れていくかを検討するミーティングであるダーニッシュさんとのミーティングを挙げるほどです。Anaplanは、非常に使いやすく、「Ultimate」から収益分配、残余支払、その他あらゆる分野に徐々に浸透していきました。ダーニッシュさんは Anaplan を理解し、私たちは業務を深く理解しています。その結果、お互いの理解が深まり。とてもよい関係になりました。ジェフさんの言うとおり、チーム内で展開できるようになりました。自分たちで新機能を構築する力もついてきました。最初は完璧ではなく想定外のことも起きました。計算式の結果が合わず GAAP に準拠しないこともありました。数年かけて修正しましたが今では非常に信頼できる仕組みです。今では Fox 内で可能な限り Anaplan を活用しています。
ジェフ・リン 0:09:30.4:
Anaplan は他のシステムと連携し多くのデータを活用し、期待以上の成果をもたらしています。今でも手動のスプレッドシートを使っている場合は、無くすようにしています。ダレルさんが管理していた資金調達シートがありました。私は「それを何とかできないか」と思いダーニッシュさんと一緒に取り込みました。懸念点や変化をすぐに見ることができたら便利だと思ったのです。ダレルさんは「気に入った」と言いましたが本心だったかは不明です。でも時間短縮になっていれば。それでよいと思います。これはチームで達成した好例の 1 つだと思います。ダレルさんは当初から強力な支援者でした。最終的な利益を実際に評価し、他部門、特に Fox 側との調整を助けてくれました。率先して適切な人々と話し、同意を勝ち取ってくれます。
ニール・トーマス 0:10:30.1:
Workday を使っていますね、Workday Adaptive の話が出たこともあります。それについてどう思われますか?
ダレル・クロス 0:10:38.5:
そうした競合との調整は常に課題となります。ただ、Anaplan に構築したものは他では再現が難しいです。移行も簡単ではなく私たちは機能重視で判断しています。常に重視しようとしているのは、システムに関係なく、機能であり、そこから何が得られるのかということなのです。Anaplan は大きな資産です。
ニール・トーマス 0:11:02.4:
では次に、実際のアプリケーションをご紹介いただけますか? 皆さんのビジネスは、特に映画好きには本当に興味深いです。最も複雑な点や業界特有の話を教えてください。お願いします。
ダレル・クロス 0:11:20.3:
このスライドで左から右へ進む流れで説明すると、開発から製作資金があります。開発とは、スタート地点で、脚本の購入や何かを始める工程です。その後、映画やシリーズ作品の製作に着手できるようになります。その後、資金スケジュールができ Anaplan に取り込まれます。そのスケジュールに従って資金が配分されていきます。製作が完了した作品はコンテンツ管理システムに入ります。そこでは収益と費用を一定期間管理します。通常は 10 年間です。その後は予算策定、予測、長期プランニングに活用します。そして 10 年間の「Ultimate」に情報が反映されます。
ニール・トーマス 0:12:08.1:
「Ultimate」とは何でしょうか?
ダレル・クロス 0:12:09.1:
「Ultimate」とは、作品の10 年間の総収益と総コストの見積りです。すべての収益と費用を含み毎年管理する予算のようなものです。例えば 1,000 万ドルの収益を見込んでいても見通しが悪くなれば引き下げる必要があり費用も前倒しされます。これにより、作品の結果をどう実現するかを管理します。慣れたジャンルの作品では精度が高いですが新ジャンルや、配信方法が新しい場合は予測が難しくなります。変数が多くなり、会計も複雑です。業界では複数の帳簿が使われそれが課題とされることもあります。これはネガティブな側面にもなりえますが、現実として対応しなければなりません。
ダレル・クロス 0:13:07.0:
「Ultimate」は 10 年分の見込み予測です。実際の収益と費用は発生主義に基づいて管理されます。一方で、収益分配や残余支払は現金主義で処理されます。例えば Amazon に売っても 1〜2 年支払いがないと収益分配や残余支払には何も記録されません。この 3 つは常に突き合わせる必要があり、管理がとても難しいです。Anaplan はそれらを連携させ整合を取るのに非常に役立っています。「Ultimate」、発生主義、現金主義の差をすぐに把握できます。これらすべてが統合されています。
ジェフ・リン 0:13:51.4:
つまり「Ultimate」 は予算や予測の出発点であり、すべてをつなぐ中心です。すべてを手作業で行っていたら。かなり複雑です。今では、一度「Ultimate」を設定すれば。すべてのプロセスに反映されます。例えば収益分配や残余支払の計算でも。同じ前提条件を使います。同じギルド、同じルールが使われ。整合性が保たれます。Excel ではバージョン違いやミスが起きやすくなります。Anaplan を使うことでその点が大きく改善されました。「Ultimate」などの複雑な見積りは会計上も重視されます。常に精度を保ち、全体を見直し、説明可能にしています。
ニール・トーマス 0:14:43.4:
ビジネス部門の人たちはこの情報をどう使っていますか? システムを使っているのか、レポートを提供しているのでしょうか?
ダレル・クロス 0:14:51.2:
一部の人は、システムに直接アクセスしますが多くの人には、定期的にレポートを提供しています。今後、より多くの人がリアルタイムで使えるようにしたいと考えています。しかし現時点では、必要なときに必要な情報を提供する形です。
ニール・トーマス 0:15:06.4:
提供は、どれぐらいのサイクルでしょうか?
ダレル・クロス 0:15:11.5:
レポート頻度は月次だけでなく日次や週次など内容によって異なります。Fox Entertainment には 2 つの部門があり、1 つは Fox ネットワークです。Fox で放送される番組を指します。もう 1 つはスタジオと配信ユニットです。配信ユニットは Fox の全部門にサービスを提供しています。Fox News、Fox Sports、Tubi などのコンテンツを販売しています。そのため配信部門のレポート頻度は高く日次や週次で契約資産を追跡しています。新しい案件を追跡し、将来収益化される案件を管理します。その進捗を定期的に。ビジネス部門へ報告しています。
ニール・トーマス 0:15:54.4:
作品数が増える一方で減ることはないですよね。
ダレル・クロス 0:15:59.3:
そうですね、どんどん増えていきます。
ニール・トーマス 0:16:01.1:
すばらしいです。成長を続けるということは、プランニングはいくらあっても足りません。次は、今取り組んでいるアプリケーションの構築について教えてください。
ジェフ・リン 0:16:15.0:
Fox の一部として、他の部門にも展開を進めています。収益分配や残余支払のチームにもAnaplan を導入し始めました。すでに構築済みの内容を踏襲しながら新しい試みにも取り組んでいます。個人的にはダッシュボードの拡充やアプリの活用を進めたいです。ダレルさんがアプリを承認してくれたら私にとっては大勝利です。KPI やダッシュボードを見ることができるようなエンド ユーザーや経営陣にとっても使いやすい体験を提供したいです。新しいスタジオとして今後追跡すべき指標が増えます。Anaplan ではファイナンス データ以外も扱えるため、それも含めて活用していきたいです。特に作品数や上映時間などの指標は今後重視していきたいです。これは短期的な目標です。
ダレル・クロス 0:17:18.1:
最近では収益分配チームにも大きな変化がありました。四半期ごとに、コンテンツに所有権や収益権を持っている。全員に対して、200〜300 件の報告書を出しています。以前は 1 件ずつレビューして正確性を確認していました。今では、Anaplan にログインし画面でまとめて確認できます。最初は、すべてが赤表示で確認すると緑の表示になります。最終的に 183 件が緑になるのです。前四半期分もすぐに表示できます。すべての情報にアクセスできるのです。初めは慣れませんでしたが、最初に使った時に、前四半期を確認したいと思ったらすぐに情報を引き出すことができました。紙に触れないことに違和感はありましたがとても効率的でした。これはダーニッシュさんと収益分配チームが作った仕組みで、追跡が簡単になりました。どれだけの量を処理しているのかを報告するために常にメトリックスを求めているので、この仕組みが役立っています。データを取得し、将来的に利用できるようになりました。
ニール・トーマス 0:18:35.3:
ありがとうございます。
ジェフ・リン 0:18:36.3:
ワークフローを拡大することが今後の目標です。
ニール・トーマス 0:18:38.4:
さらに拡大するのですね。
ジェフ・リン 0:18:39.2:
はい。
ニール・トーマス 0:18:39.2
スライドがもう 1 つあります。次は長期的な展望についてですが、すみません、スライドが見えません。
ダレル・クロス 0:18:53.2:
販売や契約に関する内容ですね。
ニール・トーマス 0:18:55.2:
失礼しました。
ダレル・クロス 0:18:57.4:
当社の配信部門はほぼサードパーティ的に機能しています。Fox 内のすべての事業に対してコンテンツを管理しています。市場の動向を可視化しレポートする必要があります。Salesforce など複数のシステムと連携し情報を集約しています。「セキュアド ビジネス」と呼んでいる実現済みで、契約も済んでいる案件や、交渉中の案件、パイプライン上の案件もあります。これらをまとめて取り込み、週次や月次で予測しています。そのために Anaplan を活用して各種処理を構築中です。多くの事柄に Anaplan を活用しています。
ニール・トーマス 0:19:44.3:
相変わらず忙しいということですね。
ダレル・クロス 0:19:47.2:
そうですね。
ニール・トーマス 0:19:49.6:
現状のお話しをしたいと思います。Anaplan の活用を極めていただき感謝しています。次に、Anaplan の成果やメリットについて教えてください。ダレルさん、上司に報告する際にライセンス料についてどのように正当化しますか?
ダレル・クロス 0:20:08.5:
ジェフさんは私の功績を語ってくれますが、Fox Studios の幹部である元 Mar Vista の CEO が、システム化を推進しました。Mar Vista が 1 億ドル未満だった当時からシステムに積極的に投資していました。システムへの投資を惜しまず、Anaplan を支持していました。Anaplan のもたらす実際の成果を見て重要だと判断したのです。そして多額の投資をしました。私たちはとても幸運だったと言えます。Fox に合流する頃にはAnaplan で独自の仕組みを構築済みでした。その機能の多さは他では再現が難しく大きな強みとなっています。これがメリットの 1 つです。データから、多くの機能を構築してきたため、それを置き換えることは困難です。
ダレル・クロス 0:21:29.6:
メリットとして人員を増やさずに済んでいますが、同時に、Anaplan を使いこなすために新メンバーの教育は課題としてあります。私が一番 Anaplan を使いこなせていません。情報を見るだけです。新人に対しては、ジェフさんとチームが、習得を支援しています。Anaplan 未経験の人に対しては、トレーニングが必要です。慣れるまでが、毎回の課題ではあります。長期的には大きな効果があり、意思決定の改善や得られる情報だけでなく、従業員 1 人あたりのコストに対する効果も非常に大きいです。
ニール・トーマス 0:21:56.0:
コストの削減について知りたいです。
ジェフ・リン 0:21:58.2:
手作業をしていた時代のメンバーが今でも在籍しています。その人達へのトレーニングのコストはかける価値があります。数週間分、何十時間分もの労力を削減できています。全部足すと、かなり大きな額になるでしょう。それでも、もっと改善したいと考えています。
ダレル・クロス 0:22:21.4:
収益分配チームの責任者はFox 歴が長い方です。素晴らしい方で、彼女流のプロセスを持っていました。ジェフさんが Anaplan を使うようにお願いしました。今では完全に使いこなしています。彼女の下には部下 2 名がおり、そのうち 1 人は Anaplan に深く関わっており、常に限界に挑戦し続けています。最初は受け入れに時間がかかりましたが。長年最適なプロセスを求めており、Anaplan で正解に辿り着いたのです。
ジェフ・リン 0:22:54.5:
今では彼女が AI に関する最新情報を広める存在です。グループ チャットでも彼女が ChatGPT 活用例などを発信し、効率化について検討しています。
ニール・トーマス 0:23:08.5:
約 3 か月後に、新コンソールを提供する予定ですが導入されますか?
ダレル・クロス 0:23:13.3:
はい。
ジェフ・リン 0:23:12.0:
はい、導入予定です。
ニール・トーマス 0:23:13.4
御社では、Polaris を使っていないですよね? 構造的変革を行い、導入することはお考えですか?
ダレル・クロス 0:23:23.3:
現在検討中です。特に AI を扱う点で慎重になっています。AI がコンテンツに関わると多くの課題が生じます。そこをきちんと把握する必要があります。さらに、機密情報の扱いも重要で社内の専門チームと連携しています。現在、検討していることはたくさんあります。すでに実現したものとしては、数千件の契約書を掘り起こすのではなく自動で情報取得できるようにしています。システムに取り込むようになりました。すでに成果が出ていますが、やるべきことは、まだまだあります。実際に導入する前に確認が必要です。
ニール・トーマス 0:24:12.3:
そうですね。さて、そろそろ質疑応答に入りますが、何か言い残したことはあるでしょうか? 何かあれば、ぜひお願いします。
ジェフ・リン 0:24:24.1:
今後の Anaplan の展開に注目しています。最近では言語モデルや AI などによって実現できることに大きな期待を寄せています。それをどのように。実際に自社のシステムに組み込むのかは大きな課題です。私たちも少しずつ試していて、今のところうまくいっています。今はどうやってもっと加速させるか? を検討しています。すごく期待しています。Anaplan をこれだけ称賛している理由の 1 つは、本当に優れた機能がたくさんあるからです。これまで非常に満足しています。しかし、常に新しい課題は出てきますし、それにどう対応していくかが大切です。これからも Anaplan を当社の業務に活用していけるようにしたいです。