Flash Group 社は、誰でもどこからでもデジタル製品/サービスにアクセスできるソリューションを提供しています。 同社のエンドツーエンドのフィンテック ソリューションは、次の三つの領域に焦点を当てています。消費者の経済的包摂を加速すること、中小企業にビジネス ツールとネットワークを提供すること、そして法人パートナーにシームレスなテクノロジー統合を提供することです。 「私たちの活動の目的は、人々の生活をより便利にすることです」と、Flash のビジネス プロセス オートメーション スペシャリストのマイケル・スノー (Michael Snow) 氏は話します。
さらに、Flash のシニア ファイナンス プランニング/イノベーション/オートメーション マネージャーのヤシーン・イーノス (Yaseen Enos) 氏は次のように述べています。「最先端のテクノロジーを活用し、お客様に最高の取引を提供することで、常に競合他社の先を走り続ける必要があります。新規の契約や取引の組まれ方はその都度異なります」しかし、その絶え間ない変化に加え、独立してそれぞれ独自のプロセスに従って運営される複数の事業ラインの存在が、会社全体のパフォーマンスを正確に把握することを困難にしていました。本社のファイナンス プランナーは、取締役会前の報告書と予算の準備で夜遅くまで働いていました。そうした努力にもかかわらず、契約内容の変更が運転資本やキャッシュフローにどのような影響を与えるのかをビジネス リーダーが明確に理解することはできませんでした。
新たな視点の獲得
現在と将来の会社のパフォーマンスをより良く理解するため、Flash はファイナンシャル プランニング及びアナリシス (FP&A) aおよび予算編成のために Anaplan を導入しました。イーノス氏とチームは、現在、Anaplan を使用して、Flash の各事業分野に対して損益計算書を作成し、製品一つひとつに至るまで、要因 (ドライバー) に基づいたレポーティングを実現しています。「Anaplan では、膨大な情報を自在に組み合わせ、さまざまなシナリオについて、深くて多角的なインサイトや「what-if」分析を行うことができます」とスノー氏は言います。「それにより、私たちのチームはビジネスに対してさらに価値をもたらすことができるのです」
Flash ではファイナンス部門で Anaplan を運用していますが、Anaplan の効果はビジネス全体に波及しています。「私たちが行うどのようなプランニングもファイナンスに影響するため、他のビジネス部門とも連携しています」 とイーノス氏は説明します。「目標は、ビジネス全体を Anaplan 上で統合し、どの事業部門で意思決定が行われても、それによるキャッシュフロー、ファイナンス パフォーマンス、バランスシートへの影響を把握できるようにすることです」
全体像の把握
Anaplan を活用することで、Flash のファイナンス アナリストは、会社が提供する製品/サービスやビジネス環境が変化する中でも、より速く、正確に、きめ細かく業務を進めることができています。「ファイナンス フォーキャスト サイクルを格段に速く回せるようになりました」とイーノス氏は話します。「Anaplan を活用することで、フォーキャストの精度は大きく向上し、以前では不可能だったほどの詳細なフォーキャストができるようになりました」
また、統合されたファイナンス プラットフォームがあることで、業務効率も以前より改善されています。イーノス氏は次のように述べています。「最近、Anaplan で 3 か年計画を完了したのですが、これほどスムーズにプランニング サイクルが進んだことはありません。以前は、取締役会後に数値を照合する必要がありました」しかし、チームがデータをリアルタイムで処理できるようになったため、その作業はもはや必要ありません。
将来を見据えて他のビジネス部門を Anaplan に統合する価値を、イーノス氏のチームは認識しています。最後にイーノス氏は次のように話ています。「データを活用することで会社の意思決定を改善できます。そして、Anaplan があればファイナンス データと業務データを連携して、信頼できる唯一の情報源を実現できるのです。Flash Group 社のその他の事業部門を次々と Anaplan で連携して、ビジネス全体をエンドツーエンドで俯瞰できるようになることを楽しみにしています」