保険会社の Unum 社は、人生で困難に直面した人々を支援する企業です。これは、同社の 9,400 名の従業員にとって単なる仕事ではありません。グループ CFO の Jack McGarry 氏はこれを、創業 170 年の Fortune 500 企業が果たすべき「有意義な社会的目標」と考えています。3,600 万人の顧客に確実にサービスを提供するには、財務チームの業務を定期的かつ継続的に改善する必要があります。米国オペレーション担当 CFO の Steve Mitchell 氏は次のように述べています。「当社は常に、競争力を維持すること、そして最高の価値を提供することを求められています。したがって、プロセスの改善方法、ツールの改善方法については、入念に検討しています」
Unum 社では、主要な財務ツールの一つとして 2016 年に採用した Anaplan プラットフォームが、プロセスの劇的な変更/改善のきっかけとなりました。Unum 社では当初、財務連結の目的で Anaplan を導入しましたが、やがてその用途はファイナンシャル プランニング及びアナリシス (FP&A) やレポート作成に拡大しました。Unum 社では現在、財務チーム内の Anaplan センター オブ エクセレンスから助言を受けつつ、経費の予算編成とレポート作成、投資ポートフォリオの計画と分析、及び資本モデルの業務を Anaplan で展開しているところです。
Unum 社の環境は、データや計画を介して人がつながり、ビジネスの価値を高めるという、コネクテッド プランニングの定義そのものです。効率が向上することで即座に価値が実現します。Anaplan を実際に活用している Mitchell 氏は、次のように述べています。「私のような CFO は、Anaplan プラットフォームからインサイトを得て、データに基づく的確な質問ができるようになります。自分が関わっている事業の集計値を確認したり、その値を事業ごとに分けたり、どちらも Anaplan で効率的に行うことができます」。さらに、節約できた時間をデータ分析のような高い価値を生み出すタスクに充てられるという別のメリットもあります。
また、Anaplan は長期的に見て、ビジネストランス フォーメーション用のプラットフォームとしての役割も果たします。以前は財務担当者による支援 (予算と経費の比較といった作業) を必要とした Unum 社のビジネス プロセスの多くは、現在セルフサービス型の運用に変わっており、財務チームのサポートがなくても、たいていの疑問点は随時回答が得られます。
それだけではありません。McGarry 氏は次のように述べています。「当社には、新しいつながりと、組織としてそれに対処する方法を発見してくれる、非常に優秀な従業員たちがいます。そのおかげで、当社は顧客が助けを必要としているときにより良いサービスを提供できます」